抗がん剤治療における骨髄抑制と
感染症対策

日常生活について 正しい知識と適切なケアの継続が大切です

がんの薬物療法で起こる「骨髄抑制(こつずいよくせい)」を完全に防ぐことはできません。また、重症になると命に関わる可能性があるため、慎重な対応が必要な副作用です。中でも感染症に関わる白血球減少時はその程度により、日常生活の中で行動の制限などをお願いすることがあり、患者さんにとっては大きなストレスになる場合があります。

しかし、骨髄抑制が起こる時期はある程度予測することができるので、注意が必要な時期もわかり対策も立てることができます。そのためには、日常的に体調管理(早期発見)をしていく、正しい知識を持ちケアを継続していくことが大切です。ここでは、「貧血」や「血が止まりにくい」時に気をつけることにも簡単に触れながら、感染対策のケアを中心に説明します。

まず、患者さんに行っていただきたいポイントは以下の通りです。

  • 今までの生活を治療開始と同時に大きく変える必要はありません。
  • 早期発見や予防していく知識やケア方法を身につけましょう。
  • 何事にも無理はしないようにしましょう。
  • 吐き気や体がだるいなど、他の副作用の症状によりセルフケアの継続が困難になる可能性があります。あらかじめ家族などの協力体制を整えておきましょう。

患者さんが行うセルフケアでは、まず予防が大事です。そこで、それぞれに対応していく心構えなどを以下に示します。