抗がん剤治療における骨髄抑制と
感染症対策

感染症とワクチン(予防接種)
感染症の悪化を予防するために

ワクチンの豆知識
~不活化ワクチン、生ワクチン、メッセンジャーRNAワクチン~

ワクチンには細菌やウイルスを殺し、その成分で作った不活化ワクチンと生きた細菌やウイルスを弱毒化させている生ワクチンがあります。
また、2021年に新型コロナウイルスに対しメッセンジャーRNAワクチン接種が始まりました。このワクチンは、ウイルスを構成するタンパク質の遺伝子情報をもとに、体内でウイルスのタンパク質を作り、そのタンパク質に対する抗体が作られることで免疫を獲得します。
不活化ワクチンは感染力がありません。1回の接種では抗体が付きにくいため、通常2~3回繰り返して同じワクチンを接種する必要があるものもあります。
一方、生ワクチンは弱毒化をさせていますが、生きたウイルスを接種するため、感染を発現する可能性があります。

不活化ワクチン インフルエンザ、肺炎球菌、B型肝炎、帯状疱疹 など
生ワクチン 風疹、麻疹、おたふくかぜ、水ぼうそう など
メッセンジャー
RNAワクチン
新型コロナウイルス