乳房再建術後の 経過とケア

術後の経過と日常生活

自家組織移植

遊離腹部穿通枝皮弁法(ゆうりふくぶせんつうしひべんほう

術後2週間から6ヵ月

再建をした乳房が形成されていく時期です。特に局所に圧迫がかからないようにすることが必要です。この時期の体の状態や気をつけたいことは以下の通りです。

それでは、それぞれについて述べていきます。

■圧迫の注意と適切な下着について

再建した乳房の形が完成していく過程にあります。同じ局所に長時間圧迫を加えると、その部分の脂肪が硬くなってしまい、場合によっては、凹んだり形が崩れてしまいこともあります。ブラジャーは、「締めつけ」、「寄せ上げ」、「ワイヤー」は避け、締めつけのないタイプのものを使用して下さい。できるなら術後3ヵ月位までは、ブラジャーは着用しない方が良いでしょう。また、うつ伏せ寝もしないように気をつけて下さい。

■腹壁瘢痕ヘルニア(乳房再建術の方法を参照)の発生予防について

お腹の筋肉は一部縦に割かれていますので、腹壁瘢痕(ふくへきはんこん)ヘルニアを起こす可能性があります。筋肉の傷が治るまでは、お腹に力を入れるのは避け、腹帯は正しい位置に着用しましょう。術後はお腹をしっかり支えられるガードルに変更しても良いですが、腹筋運動、重いものを持つなど、お腹に力を入れる運動は主治医の許可がでるまでは行わないようにして下さい。トイレで長い時間いきむのも良くありません。便秘の方は、食事対策やご自身に合った緩下剤を服用するなど、便通を整えて下さい。なお、水中ウォーキングは術後3ヵ月ごろから行う事ができます。これは、水中ではお腹に水圧がかかるので、お腹が押さえられるからです。ただし行う場合は、主治医に許可をとってから、そして水中を歩く時は前向きで歩いて下さい。