がんの骨への転移と
日常生活

はじめに

がん治療の進歩などで、近年がんと共存しながら生活をする期間が長くなりました。そしてこの間、できるかぎり生活の質を保つことが、がん治療の中でも重要になりました。

このコンテンツのテーマであるがんの骨転移(こつてんい)は、初期には多くの場合無症状です。そして、適切な治療を行わなければ徐々に痛みやしびれが増悪し、骨折や脊髄(せきずい)神経の圧迫を起こすため、歩行困難や寝たきりになるなど、生活の質を低下させるきっかけとなることが多い病態です。しかし、定期的な受診を行い、早期に発見して適切な治療を行うことで、生活の質を保つことは可能です。

このコンテンツでは、骨転移(こつてんい)の概要と治療後の日常生活をどのように過ごせば良いかについてまとめています。これらの情報を知ることで、安心して治療を受け、良好な生活の質を保つために必要なことがわかることでしょう。このコンテンツががんの治療を受けている患者さんのお役に立つことを心から祈っております。

このコンテンツは、静岡県立静岡がんセンター発行の冊子「がんの骨への転移と日常生活」(2021年11月 初版第4刷発行)を基に制作したものです。

監修:静岡県立静岡がんセンター

名誉総長 山口 建
名誉院長/疾病管理センター長 高橋 満

制作:静岡県立静岡がんセンター

整形外科部長 片桐 浩久
整形外科医長 村田 秀樹
リハビリテーション科部長 伏屋 洋志
リハビリテーション科理学療法士 石井 健
リハビリテーション科作業療法士 加藤 るみ子
歯科口腔外科部長 百合草 健圭志
薬剤部長 篠 道弘
疾病管理センターよろず相談 澵井 佑美子
疾病管理センター看護師長 廣瀬 弥生
疾病管理センター 阿多 詩子

協力:順天堂大学医学部附属静岡病院

リハビリテーション科准教授
(静岡県立静岡がんセンター特別非常勤/
 前リハビリテーション科部長)
田沼 明

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静岡県立静岡がんセンター疾病管理センター
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