がんの骨への転移と
日常生活

骨転移と日常生活

骨は体を支える臓器で、体を動かすことに影響を及ぼします。今まで説明をしてきたように、骨転移(こつてんい)を生じた骨は通常より弱くなっています。治療を行っても、治療を受けた骨が本来の強さを取り戻すまでには、3カ月程度必要です。骨折や麻痺、痛みの悪化などが生じないように、治療中だけでなく治療後3カ月間は、骨転移部に負担を掛けないようにすることが大切です。

一方、骨折などの不安から必要以上に活動を制限するのもよくありません。患者さん自身でそれを判断するには難しいので、どの程度体重を掛けられるか(荷重の程度)、動かせる範囲(可動の範囲)を主治医やリハビリの担当者(理学療法士、作業療法士など)に確認し、体をひねらないこと、転倒をしないことなどに注意しながら、生活して下さい。

<日常生活の過ごし方のポイント>

日常生活では骨転移(こつてんい)部に負担をかけないようにしましょう

  • 体重をかけられる程度(力を入れられる程度)を確認しましょう
  • 動かせられる範囲、行動範囲とその手段を確認しましょう
  • 骨転移がある部位をひねらないようにしましょう
  • 転ばないようにしましょう

ここでは、日常生活の全てことについての注意点をお伝えするのが難しいので、「荷重の制限」、「転ばない」、「骨転移部をひねらない」をキーワードに、注意点や工夫点について簡単にお伝えします。