がんで「こまった」がんを「しりたい」

愛情一本。がんで「こまった」がんを「しりたい」
そんなわが家の“胃がん”日記

2XX1年 6月19日(水)

いよいよ手術です

パパの手術の日が来てしまった!
昨日の夜にパパのおかあさんが実家から出てこられて、今日は娘と3人で病院へ。おかあさんには電話でパパの胃がんのことは伝えていたけど、おかあさんは詳しいことがわからず、とても心配していたみたい。パパは、おかあさんに心配かけないよう電話で「大丈夫だよ。心配ないよ」ばっかり繰り返していたし。
手術は朝9時からで、家族は30分前までには来てくださいといわれたので、8時過ぎにはパパのところへ。パパはいろいろな処置も済ませて、準備万端の様子。ビックリしたのが足にストッキング? タイツ? をはいてたこと。パパによると最近よく聞く「エコノミー症候群」を防ぐためなんだそう。でも、悪いけどその格好見たらおかあさんは「おまえ、なんだいその格好」って大笑い。私も吹きだしちゃった! 「こんな大変な時に、まったく」ってパパはあきれてたけど、それで緊張もほぐれたかな。
でも、すぐに看護師さんが来て「では手術室にご案内します」と言って私たちと一緒に手術室の前まで歩いていきました。昔見たテレビドラマでは、移動式のベッドみたいだったけど!あーいよいよだなって、見まもる私もドキドキしてきます。おかあさんも心なしか青い顔。
手術室の入り口まで来て、家族はそこまで。「頑張ってね」って言ったら、「じゃあ、いってくるよ」って、余裕で(?)手をあげるパパ。手術室の中に消えてしまった。
(手術がうまくいきますように…)
心の中で祈りながら、私たちは家族用のスペースで待機です。
おかあさんからパパの昔話を聞いたり、うちの子どもたちの近況を話したりしているうちに、4時間くらいといわれた手術終了の時間。いまかいまかと待っていると看護師さんが来て、「先生が説明するので来てください」とのこと。
部屋に入ると、主治医の先生がいて「問題なく手術は終わりました」と一言。
(ああ、よかった!)
なんか、ピンと張りつめていた気持ちの糸が切れたよう。
それから、パパとのご対面になったんだけど、その話はまた明日。

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プロフィール

ママ

わが家の大黒柱・パパが胃がんに!
身内が初めてがんにかかって、不安なことやわからないことだらけ。
このブログでは、そんな私たち一家の様子をありのままに書いていこうと思います。
私たちと同じように、がんで「こまった」、がんを「しりたい」と思っている方々に少しでも参考になることがあったらと願っています!!

※このブログは、がんを経験した患者さん・ご家族の悩みや問題を参考に創作したものです。