がんで「こまった」がんを「しりたい」

愛情一本。がんで「こまった」がんを「しりたい」
そんなわが家の“胃がん”日記

2XX2年11月20日(水)

不安です

がんの再発について、ふだんはつとめて考えないようにしているのですが、先日Kさんのご主人が再発したという知らせを受けてから、どうしても気になってしまい、家にあるがんの本で再発について調べたり、インターネットで患者さんのブログを読んだりと、落ち着かない気持ちで過ごしています。そんな様子をパパには見せないようにしていますし、本人は気にしていないような顔をしていますが、心の中では切実に心配していると思います。
こんな時は、そっとしておいた方がいいのか、お互いの不安を言葉に出した方がいいのか…。悩んでしまいます。
でも、パパは3クール目の抗がん剤治療も無事終了したし、今は体調も安定して仕事中心の毎日を送れているし、悪いことばかりではありませんね。頭の中で悪いことばかり考えないようにしなくちゃ。

2XX1年11月16日(土)

まだ信じられません

昨日、Kさんから、ご主人のがんが再発したというメールをいただきました。肝臓にがんが 見つかったのだそうです。今後さらに詳しい検査をして治療法を決めるとのことで、とても心配な状況です。Kさんのご主人はパパと同様に手術で胃がんを全摘し、その後抗がん剤による術後補助化学療法をつづけられていました。いわば、パパと同じ道の少し先を進んでいましたので、この知らせには、大きなショックを受けました。
これまで献身的にご主人を支えてこられたKさんのお気持ちを思うと、ただ残念としか言いようがありません。最適な治療を施し、1日も早く回復に向かうことをお祈りします。

このページに関連するQ&A

2XX1年11月1日(金)

フルタイムの勤務に

つい先日まで暑い暑いと言っていたと思ったら、もう11月ですね。
パパは、これまで午後のみの勤務で会社に行っていましたが、今月からフルタイムの仕事となり朝からの出勤になりました。ただし、始業時に合わせると朝のラッシュとぶつかるため、30分遅らせた時差通勤を認めていただくことができました。
勤務時間が長くなると一番心配なのが食事。手術で胃をとってからは少ない量を何回にも分けて食べなくてはいけないので、お弁当は2回に分けて食べやすいように、おにぎりなどを多くしようかと考えています。また、現在3クール目の化学療法に入っていますが、どういう加減か、このところ吐き気を強く感じることがあるので、レモンをしぼった冷たいお水を魔法瓶に入れて持たせています。ムカムカした時にこれを使ってうがいすると口の中がさっぱりして、吐き気が軽くなるんだそうです。これはインターネットで得た情報を試してみたのですが、やってみると意外に効果があり、パパも気に入ってくれました。
治療と仕事の両立では悩みも多いものですが、工夫次第で負担を軽くできることもあるんですね。いろいろな役立つ情報が得やすくなったことをとてもありがたく感じます。

2XX1年10月14日(月)

わが家の「体育の日」

休日の今日は、珍しく家族そろって朝ごはん。家の中に閉じこもっているのはもったいないほどの快晴だったので、「みんなで公園にでも行こうか?」と提案して、歩いて15分の公園へ出かけました。ただし、息子だけは「どうしてもクリアしたいゲームがある」とかで一人お留守番。こんな日にゲームなんて…。最近の男の子はみんなこうなのかなあ?
パパはがんになってからというもの、散歩で体を動かしているくらいで、それ以上の激しい運動は控えるようにしてきましたが、今日はジョギングに挑戦。一周1.5kmの公園コースをゆっくり、休み休み走っていました。私と娘は家から持ってきたバドミントン。つい熱中して、息があがってしまいましたが、とってもいい汗を流し、気分もリフレッシュできました。
パパはもともとスポーツ好きで会社では草野球チームにも入っていたくらいなので、もっと思いきり体を動かしたいことでしょう。早くそれができるようになることを願っています。

このページに関連するQ&A

2XX1年10月3日(木)

話せることって、ありがたい

パパを送り出し、今日はパートもお休みで、天気もよかったのでたくさんの洗濯物をかたづけていると、病院で知り合ったKさんからお電話。よかったら、どこかでお茶でもとのお誘い。
うちとKさん宅との間にある駅で待ち合わせ、ちょっとお洒落なカフェでゆっくりおしゃべりしました。Kさんはご主人がうちのパパと同じように胃がんで手術を受け、術後の化学療法を半年近く続けられており、今は発病前と同じようにお仕事をされているそうです。パパもやっと仕事に戻れたことを伝えると、本当によかったと喜んでいただけました。
Kさんのご主人は、一時抗がん剤の副作用で便秘や下痢に悩まされていたそうですが、食事の工夫などで今は重い症状も少なくなってきており、最近ではご夫婦で趣味の家庭菜園を再開したそうです。「何か、少し気分を変えられる時間をもつことも大切だと思う」と言われて、私もパパのがんのことで頭がいっぱいで、子供たちのことでさえ、気を配ることができなかったと思いあたりました。つらい時でも、少し心に余裕をもてることって、大切ですよね。
Kさんとは、また近いうちに会いましょうと約束し別れました。家族のがんのことは、どうしても自分の中にしまっておくことが多くなるので、何事も話し合える友だちがいることはとてもありがたいと感じています。
今日でパパは2クール目の治療が終わりました。体調に不安を抱えながらも、なんとか仕事と両立できたことで、ひと安心しています。

このページに関連するQ&A

プロフィール

ママ

わが家の大黒柱・パパが胃がんに!
身内が初めてがんにかかって、不安なことやわからないことだらけ。
このブログでは、そんな私たち一家の様子をありのままに書いていこうと思います。
私たちと同じように、がんで「こまった」、がんを「しりたい」と思っている方々に少しでも参考になることがあったらと願っています!!

※このブログは、がんを経験した患者さん・ご家族の悩みや問題を参考に創作したものです。