がんで「こまった」がんを「しりたい」
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愛情一本。がんで「こまった」がんを「しりたい」
そんなわが家の“胃がん”日記
2XX1年 8月22日(木)
ひとくぎりです
4週間のお薬の治療は今日で終了。2週間の休薬となります(この組み合わせを1クールと呼ぶそうです)。副作用の吐きけは少しずつ軽くなったけど、やはりこの4週間はパパにとってとても大変だったと思います。真夏でただでさえ食欲が落ちるのに、吐き気もあってパパはちょっとげっそりしてしまいました。
初めての抗がん剤治療で、私も娘や息子もパパの状態をいつも気にしていたので、とりあえず初回を終えてホッとしています。お薬が休みの間は、少しでも体力が回復してくれることを願っています。
2XX1年 8月10日(土)
頼りになる先輩です
わが家と同じように、ご主人が胃がんで手術を受けたKさんからお電話があり、お互いの近況報告。Kさんのご主人も手術後の抗がん剤治療を受けていて、もう3ヶ月ほどたつそうです。
「副作用はありますか?」、「ごはんはちゃんと食べられますか?」と、こちらが聞くばかりでしたが、Kさんは気持ちよくいろいろと話してくれました。Kさんのご主人も最初は吐きけに悩まされてごはんもあまり食べられなくて、手術後の体重がなかなか増えなかったそうです。
ご主人のためだけの献立をつくるのも手間がかかるので、まとめてつくって、小分けにして冷凍したり、固形物が食べられないときにこんな食べ物が良いとか、とても参考になる話ばかりで、本当にためになりました。
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2XX1年 8月 8日(木)
治療中の検査
抗がん剤の治療を始めて2週間がたちました。
今日はからだの状態をチェックするための検査の日。抗がん剤治療中には、ひんぱんに検査をする必要があるとのことです。「何か特別な検査?」とパパに聞いてみると、副作用をチェックするために血液検査を行ったとのこと。
問診を受け、吐きけのことなどを先生に報告。今のところの経過には、特に大きな問題はないらしく、血液検査で問題なければ治療を続けましょう、というお話でした。
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2XX1年 7月30日(火)
ありがたいアドバイス
抗がん剤による吐きけについて、昨日、病院の相談窓口に電話をしてみました。相談員さんから
- 食事の前に冷たい水やお茶などでうがいをする。
- あたたかいご飯や煮物、魚料理などは、においで吐きけを招きやすいので、さましてから食べる。
- 食事のあとは、おなかを圧迫しないように服をゆるめて、しばらく座った姿勢でゆっくり過ごす。
- 部屋の中には、においの気になるもの(香水、花など)は置かないようにし、吐き気があるときは窓をあけて換気をする。
など、いろいろとアドバイスをいただきました。さっそくご飯をさましてパパに出してみると、「食べやすくなった」とのこと。炊きたてのご飯がおいしいと感じる私にとっては、よく実感できませんが、吐きけがある人にとって、炊きたてご飯の臭いはムカムカする原因になってしまうようです。
いろいろと助言をいただいて、パパも私もチャレンジャーみたいに試しています。どきどきしながら試してみて、パパの吐き気が少しでも楽になると、私もうれしくなる。工夫しだいで副作用を軽くできる面もあるんですね。
2XX1年 7月27日(土)
さっそく副作用が…
朝から、なんか調子が悪そうなパパ。朝ごはんも「ムカムカするからいい」とパス。昨日から服用を始めた抗がん剤の影響で吐きけがあるようです。今日の分の抗がん剤を飲むためにも、何か口に入れた方がいいよ、と言っても「ちょっと今はムリ」とパパ。本人にしかわからないつらい症状に、どうしたらいいのか悩みます。
今日は部活の練習もなく家にいた娘が、「こういうのも参考になるんじゃない」とインターネットで抗がん剤の副作用への対処法を調べてくれました。吐きけには強い臭いを避けるとか、おなかをしめつけないようにするとか、いろいろと細かいアドバイスが書いてあって、確かに役立ちそう。娘も気にしてないようだけど、けっこう心配してるんだ。
パパはしばらく休んでムカムカもおさまってきたようなので、アイスクリームをすすめてみたら、なんとか食べることができました。これからはパパ用のメニューも考える必要がありそうです。
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プロフィール
ママ
わが家の大黒柱・パパが胃がんに!
身内が初めてがんにかかって、不安なことやわからないことだらけ。
このブログでは、そんな私たち一家の様子をありのままに書いていこうと思います。
私たちと同じように、がんで「こまった」、がんを「しりたい」と思っている方々に少しでも参考になることがあったらと願っています!!
※このブログは、がんを経験した患者さん・ご家族の悩みや問題を参考に創作したものです。