食欲がない時に栄養をとるにはどうしたらよいでしょう?
食欲がない、何を食べてもおいしくない、むかむかするなどの症状があって食事の量が減った状態が続くと、体力が落ちてきて、気力まで萎えてきてしまうときがあります。
かといって、(少しでも栄養をとらないと!)、(がんばって食べないと!)と、吐きけが強いときや食欲が全くないときに無理をすると、よけいつらくなり、さらに食事が食べられないという悪循環になることもあります。
治療で、吐きけや食欲低下がひどいときは、食事の時間や栄養をとることは気にせずに、食べられるときに食べられるものを食べましょう。少し食べてみようかなと思ったり、これなら食べられそうと思ったときにはすぐ食べられるように、工夫しましょう。食べやすそうな物を小分けして準備しておくとよいでしょう。
食べやすく、栄養をとりやすいものには、もちやおはぎ、味噌汁やスープなどの汁物、カレーライスや麺類。酢の物、プリン、茶碗蒸し、とうふ、果物や野菜ジュースなどがあります。
のどごしのよいもの、冷たいもの、酸味のあるもの、味付けの濃いものなどを比較的皆さん好まれるようです。
そして、少しずつ症状が楽になってきた時期、お薬を休む(休薬)時期には、タンパク質、その他栄養をとることを意識して食事をとってみましょう。
こういった気持ちの切り替えは、生活全体のめりはり、リズムにもつながります。
その他、食欲がない時の工夫などについては、本サイトの「食欲不振」解説ページもご参照ください。