がんで「こまった」がんを「しりたい」
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愛情一本。がんで「こまった」がんを「しりたい」
そんなわが家の“胃がん”日記
2XX1年 9月1日(日)
ありがとう!
今日はうれしい出来事がありました。
朝、ソフトボールの練習試合に行く娘が、出がけに「ママ、今日は夜のご飯は用意しなくていいからね」とひとこと。「えっ、帰り遅いの?」と聞くと、「そうじゃなくて、ママがつくらなくていいってこと」と、言い残して出かけていきました。パパにそのことを話しても「さあ? 何だろうね」と心あたりがなさそう。
「ただいまー」と帰ってきた娘、「試合、負けちゃったよ」と言いながらも、なんだか楽しそうな様子。見れば近所のスーパーの袋を抱えてます。
「今日はママのバースデーだから、晩ご飯は私たちが作るの」だって。
私にはまったくのサプライズでしたが、パパもニヤニヤしていて、どうやら知っていたみたい。
キッチンでは娘がパパや息子にあれこれ指示しながら、悪戦苦闘している模様。
ちゃんとできるのかなあ?と、気をもんで待っていると、意外にも立派な料理ができあがってきました。ジャガイモのオムレツに、ハンバーグ、ちゃんと茹でた野菜まできれいに盛りつけられています。テーブルには、素敵なバースデーケーキまで用意されて、とっても賑やか。
「ママ、誕生日おめでとう」と娘、息子。パパまであらたまった顔で「今年は病気でママには大変な思いをさせてしまっているけど、おかげでなんとか元気になってきたよ。ありがとう 」だって。正直、照れます。でも、感激!!
家族のつくってくれた晩ごはんで祝ってもらえるなんて、ほんとにうれしい誕生日になりました。
プロフィール
ママ
わが家の大黒柱・パパが胃がんに!
身内が初めてがんにかかって、不安なことやわからないことだらけ。
このブログでは、そんな私たち一家の様子をありのままに書いていこうと思います。
私たちと同じように、がんで「こまった」、がんを「しりたい」と思っている方々に少しでも参考になることがあったらと願っています!!
※このブログは、がんを経験した患者さん・ご家族の悩みや問題を参考に創作したものです。