抗がん剤・放射線治療と食事のくふう

生活と食事のくふう

濃厚流動食・栄養補助食品の特徴と選び方

食事が充分にとれないときに、栄養を補ってくれるのが濃厚流動食や栄養補助食品です。
どんなときにどんなタイプの商品が適しているか、おおまかにまとめました。
これを参考に、具体的な商品名や購入先などは病院の管理栄養士に相談してください。

食事のトラブル例

濃厚流動食

形化補助食品たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルを配合したバランス栄養飲料。標準タイプは1本125~400mlで、飲むタイプでは200ml程度までが主流。約200~400kcal(1mlあたり1~2kcal)、たんぱく質は10g前後含有。甘味飲料系が主流だが、麦茶、スープタイプもある。また、以下のような成分調整食品もある。

  • 栄養強化タイプビタミン、鉄、微量成分(銅、セレン、マンガン)、食物繊維、n-3系脂肪酸など。
  • 栄養調整タイプ低たんぱく・低リン・低カリウム、脂質と糖質の調整商品など。

たんぱく質補給食品

鉄やカルシウム、亜鉛などのミネラルを付加している商品が多い。

  • 粉末タイプ濃厚流動食に加えることができる。
  • プリンタイプ摂食・嚥下障害でも安心。デザート系とおかず系とがある。

ミネラル強化食品

鉄、カルシウム、亜鉛、銅、セレンなどを強化。

  • プリンタイプデザート系とおかず系がある。
  • ドリンクタイプビタミンも添加した商品が多い。
  • ドライタイプせんべい、クッキー、キャンディ、ふりかけ、粉末など。

ビタミン強化食品

ゼリータイプやドリンクタイプがある。強化しているビタミンの種類はさまざま。

水分補給食品

嚥下障害のある場合も飲めるよう、とろみのついたタイプ、ゼリータイプ、口腔乾燥や水分制限中の口渇対策に使うスプレータイプがある。ゼリータイプには、高エネルギータイプや低エネルギータイプのほか、ビタミン、食物繊維、ミネラルなどを添加した商品がある。

とろみ調整食品・固形化補助食品

かめない、飲み込めないという人のために、飲み物や料理が誤って気管に入らないよう、とろみをつけたり、ゼリー状にする製品。かたくり粉のように煮とかす必要がなく、冷たくても温かくてもさっととけ、味を変えずにとろみをつけるものやあたたかいゼリーを作れる商品もある。