抗がん剤治療と皮膚障害

抗がん剤の種類と皮膚障害の症状、原因
薬の種類ごとに解説

抗がん剤の種類と皮膚障害の原因

細胞障害性の抗がん剤

細胞障害性の抗がん剤は、細胞が分裂して増える過程に作用する薬で、細胞分裂が活発な細胞に作用します。抗がん剤によって、皮膚障害が出現するメカニズムは十分に解明されていませんが、皮膚や爪が生まれる場所も、細胞分裂が活発なので影響を受けやすいと考えられています。また、汗の中に抗がん剤が排出されることも要因となったり、あるいは、日常生活で、皮膚が圧迫され、細かい毛細血管が切れ、抗がん剤がもれたりすることも原因ではないかと考えられています。