抗がん剤治療と皮膚障害

治療法について
主な皮膚障害の治療法を説明します

ここまで説明してきたように、がんの薬物療法に伴う皮膚障害によって命が脅かされることはほとんどありません。しかしながら皮膚障害は、見た目の変化や手や足の動きに影響し、患者さんの日常生活の質に大きく関わってきます。また、皮膚障害によって大切な治療が中断されないようにすることが大切です。そのためには早めの対処が必要ですので、がんの薬物療法中に色の変化やかゆみ、痛みなどの異常がある時は医療者に相談し、必要性があれば速やかに専門医(皮膚科)を受診してください。
それでは、症状別の治療について概要を述べます。