がんで「こまった」がんを「しりたい」
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愛情一本。がんで「こまった」がんを「しりたい」
そんなわが家の“胃がん”日記
2XX1年 4月26日 (金)
検査結果は…
今日はパパと一緒に検査結果を聞きに病院へ。
パパの言っていたとおり、大きくて明るい素敵な病院。「ホテルみたいだね」とパパと話しながら待合室でしばらく待っていると、呼び出しが。
ドキドキしながら診察室へ入ると、意外に若い優しそうなお医者さんでした。先生の口から出た言葉は「正確な病状はまだ検査が必要ですが、採取した胃の組織からがん細胞がみつかりました。」
しばらく2人とも口がきけませんでした。
パパ「それは、胃がんということでしょうか?」
先生「そういうことになります」
パパ「進んでいるのですか?」
先生「詳しく検査をしてみなければ何とも言えません」
パパ「治りますか?」
先生「最近は、手術の技術も進歩していますし、効果のある抗がん剤も開発されてきていますから」
パパ「では、手術をすることに…」
先生「はい。さらに詳しく調べる必要がありますが、手術することになると思います」
先生とパパでこんなやりとりをしていたようだが、私の頭は「がん」と聞いて真っ白。もっと詳しい話をされたのですが、よく憶えていません。
今でも頭の中では「どうしてパパが?」「何かの間違い?」「まさか」という言葉がグルグル回っています。
この記事へのコメント
自分ががんなんて、ぜんぜん実感がないし、信じられない。検査で誤った結果がでることもあるんじゃないのかな?
それに、今日はいわゆる「がんの告知」ってことになるのだろうけど、こんなにもあっさり伝えられてしまうとは驚きだ。最近はこんな風になったのかなあ?
2XX1年 4月26日 by パパ
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- 検査結果が誤っていることはないのでしょうか?
- 「セカンドオピニオン」とはどのようなものですか?
- お医者さんの言っていることが難しくて理解できません。
- 告知の時、すぐに入院や手術と言われることもありますか?
2XX1年 4月25日 (木)
明日、結果を聞きに行ってきます
パパは一人でもいいっていうけど、私もきちんと聞いておきたいし、病院からも「ご家族と一緒に」といわれたので、明日一緒に病院に行くことにしました。
何の病気だとしても、食事とか健康管理に気をつけなくてはいけないだろうし、パパは自分のことになるとけっこうアバウトな性格だから、私がよく聞いておかなくちゃ。
それに、もしも胃がんなんてことになったら…。
まだ、何もわかっていないのに、あれこれ想像して、つい考え込んでしまう。今日は家事も手に付かない一日でした。
この記事へのコメント
たぶん胃潰瘍だろうと思うからあんまり心配しないで!!
もちろんパパも胃がんのことを考えない訳じゃないけど、その時はその時と思ってる。でも、検査結果を聞きに行くのって、入学試験の発表みたいでイヤなものだね。
2XX1年 4月25日 by パパ
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2XX1年 4月22日 (月)
待つ身はつらいけど・・・
パパの検査結果は今週末には出る予定。
不安もいっぱいだけど、今日は良いニュースもありました。
パパのお給料がアップ!(ちょっぴりだけど)
「今日の晩ごはんは何かぜいたくしようか」っていったら、パパは「焼き肉に行こうか、高級和牛の!」だって、大賛成だけど、そんな脂っこいもので胃の方は大丈夫かしら?
そういえば、ここ数日は痛みもなくて調子がいいみたい。心配しすぎかな?
この記事へのコメント
おいしかったね!焼き肉。
実は検査の時に先生からは「あまり胃に負担をかけない食事を」って、言われてたんだけどね。調子に乗って食べ過ぎたかも。
あとで、ちょっと胃が痛くなってしまいました。ちょっと反省してます。
2XX1年 4月22日 by パパ
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2XX1年 4月20日 (土)
胃カメラ初体験
昨日、検査を終えて帰ってきたパパは「すごく大きくてきれいな病院だった。」との第一声。
肝心の検査は、胃カメラの検査だけだったということです。
「こんな太い管を口から入れて、胃の中を見たんだよ」
「苦しくなかった?」
「口の中に麻酔のようなクスリを含んで、しばらくするとしびれてきて、その後に胃カメラを入れたんだ。やっぱり、ちょっとオエっとなっちゃったよ」
「パパも胃の中を見れた?」
「うん、見たよ」
「どんなだった?」
「ピンク色で、ヌルッとしてる感じ」
……子どもたちは、興味津々、パパを質問責めにしてしまいました。
結局検査では、胃潰瘍のように見える部分があることがわかり、その部分の組織を、胃カメラの先から出てくるハサミのような器具で採取したということです。(「生検」というんだそうです。)採取されたものはこれから分析にまわされて、パパの病気の正体を突き止めるのだとか。軽い胃潰瘍か何かだといいのだけれど…。
この記事へのコメント
正直、検査ってけっこうつらいものだね。でも、こんなことでもないと自分の胃の中を見ることなんてないかもしれないから、貴重な経験になりました。
ママもそのうち受けてみれば? 一度やっとくと、病気の時に心強いかも。
2XX1年 4月20日 by パパ
2XX1年 4月19日 (金)
いよいよ検査
今日はパパの胃の検査の日。
ゆうべの8時以降は検査が終わるまで何も食べちゃいけないということだったので、早めに夕食を済ませました。
夜中になって「お腹がすいて眠れないー」なんて言ってたけど、けっこう心配性だから、ホントは検査が不安で寝付けなかった?
先日、病院に聞いてみたところ、胃カメラの検査自体は10分程度と意外に短いらしいのですが、待ち時間や準備で半日はみてくださいって言われたので、パパは私用の名目で有給休暇。
会社には検査で休むとは言っていないようです。働いていると、病院に行くのも一苦労ですよね。
何はともあれ、検査が楽に終わることを祈って、パパを送り出しました。
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プロフィール
ママ
わが家の大黒柱・パパが胃がんに!
身内が初めてがんにかかって、不安なことやわからないことだらけ。
このブログでは、そんな私たち一家の様子をありのままに書いていこうと思います。
私たちと同じように、がんで「こまった」、がんを「しりたい」と思っている方々に少しでも参考になることがあったらと願っています!!
※このブログは、がんを経験した患者さん・ご家族の悩みや問題を参考に創作したものです。