抗がん剤治療における骨髄抑制と
感染症対策

患者さんの声
「がん体験者の悩みや負担等に関する実態調査」より

がんの薬物療法中に骨髄抑制(こつずいよくせい)による治療継続への影響や感染症の不安などで悩まれた患者さんの声です。このように悩みを抱えながら、がんと向き合った方々がいらっしゃいます。治療の影響で抱えてしまった悩みは、一人ではなかなか解決方法を見つけることができません。一人で悩まないで医療者に相談してください。相談場所がわからない場合は、地域のがん診療連携拠点病院の相談支援センターに相談してもよいでしょう。

通院治療中だが、好中球が減少しているので、感染症が心配だった。

抗がん剤治療後、白血球の数値がなかなか正常値に戻らず、担当医から「感染にかからないように」と念を押されたために、見舞客に訳を話して丁寧に断ったが、気分を害されて今も尾を引いている。

風邪や寒冷な空気、体力の低下や細菌感染が心配。

白血球が下がり、上がってくるまで治療できず、治療の回数が減ってしまう。

抗がん剤で若干の発熱があり、不安だった。

抗がん剤副作用による吐き気や脱毛、白血球減少で治療の進行が遅れたことなど、副作用についてもっと自分で勉強しておくべきだった。