がん患者さんへの
運動のススメ

運動と栄養・食べる力の維持

栄養(食事)について

栄養のバランス(バランスのよい食事)と栄養素の役割(働き)

一般的に「バランスのよい食事」は、エネルギー量が適切で必要な栄養素が適量含まれている食事のことです。下記の一例を参考にしてください。
次に栄養素についてですが、体に必要な栄養素を大きく分けると、「炭水化物」、「脂質」、「たんぱく質」、「ビタミン」、「ミネラル」になります。このうち「炭水化物」、「脂質」、「たんぱく質」は体の土台になるもので、エネルギー源にもなることから「三大栄養素」と呼ばれています。これに補助的な役割である「ビタミン」、「ミネラル」を加えて「五大栄養素」と呼ばれます。
なお、各栄養素の役割(働き)は、下記にもう少し詳しく記載していますので、ご参照ください。

《バランスのよい食事の一例》

《栄養素の役割(働き)》

炭水化物 人体の主なエネルギー源で、特に脳の主なエネルギー源となり、「糖質」と「食物繊維」に大きく分かれます。「糖質」は体内で素早くエネルギー源となり脳や体を動かす栄養素です。過剰に摂ると脂肪に変わり体に蓄えられます。「食物繊維」は、エネルギー源にはなりませんが、腸内環境を整え、血糖値の上昇も抑えたり、コレステロール濃度を低下させたりします。
脂質 人体における最も大きなエネルギー源です。また、細胞を包む膜や血液、ホルモンの材料になったり、油で溶けるビタミン(脂溶性ビタミン)の吸収を助けたりします。
たんぱく質 主に筋肉や臓器、血液など体をつくる材料となる栄養素です。体の機能を整える酵素、ホルモンや免疫抗体として働きます。体のエネルギー源にもなります。
ビタミン 他の栄養素がスムーズに働くようにサポートする役割の栄養素です。身体機能の維持・調整に欠かせません。
ミネラル 微量ながらも体の維持に欠かせない栄養素です。カルシウムやマグネシウム、鉄などの種類があります。歯や骨の材料になったり、体の調子を整えたりします。