がん薬物療法の
概要

はじめに

がん薬物療法の進歩は目覚ましいものがあります。従来からの殺細胞性の抗がん剤に加え、2000年代になり分子標的薬(ぶんしひょうてきやく)が、2014年から免疫チェックポイント阻害薬が登場し、がん薬物療法の選択肢が増えました。どれも、がん細胞の増殖を抑えることを目的とする薬ですが、薬によって作用(対象となるがんの種類)や副作用も異なります。また、がん薬物療法は患者さんご自身の病状や体の状態によっても、選択できる薬や治療方法など内容が異なります。目覚ましく進歩している薬物療法ですが、全てのがんを完治させることは、現時点では難しく、いろいろな副作用も伴います。

「がん」と診断された時から、いろいろな心配や不安があると思いますが、がんの治療法は、患者さんご自身で担当医から提示される治療法を選択できる時代です。納得いく治療を受けるには、医療者とよく相談すると良いでしょう。それには、患者さんも基本となる知識を身につける必要があります。本コンテンツは、「がん薬物療法」の基礎知識を説明しています。なお、個々の病状や体調に応じた具体的な事に関しては、担当医にご確認下さい。
また、がん薬物療法の中には、がん細胞の増殖を抑える薬ばかりではなく、痛み止めや吐き気止めなどといった症状を予防したりやわらげるための治療(支持療法と言います)も含まれますが、このコンテンツでは、主にがん細胞に作用する“薬物療法”について説明をします。

このコンテンツががん薬物療法を受けられる患者さんやご家族の皆様に、少しでもお役に立つことを、心から祈っております。

このコンテンツは、静岡県立静岡がんセンター発行の冊子「がん薬物療法の概要(血液のがんを除く)(2019年2月 初版)」を基に制作したものです。

監修・制作:静岡県立静岡がんセンター

総長 山口 建
化学療法センター部長 村上晴泰
薬剤部薬剤師 安田陽子
がん化学療法看護認定看護師 中島和子
臨床試験コーディネーター 柳澤由紀
研究所 看護技術開発研究部長 北村有子
研究所 看護技術開発研究部研究員 山本洋行
疾病管理センターよろず相談MSW 澵井佑美子
疾病管理センター看護師長 廣瀬 弥生
疾病管理センター 阿多 詩子

協力

静岡県立静岡がんセンター
皮膚科、眼科、神経内科、歯科口腔外科、消化器内科、緩和医療科、感染症内科、リハビリテーション科、薬剤部、栄養室、患者家族支援センター、看護部、美容室こもれび、サンスター静岡研究所

制作

株式会社 協和企画

提供

大鵬薬品工業株式会社

問い合わせについて

内容に関するお問い合わせ

静岡県立静岡がんセンター疾病管理センター
電話:055(989)5222

ウェブサイトに関するお問い合わせ先

大鵬薬品工業株式会社
電話:03(3294)4527