放射線治療と 脱毛

はじめに

放射線治療による脱毛は、目に見えてわかる、とてもつらい副作用です。ところが周りからは「命にかかわることではないよ」と、つらさがわかってもらえず、さらにこころが傷つけられてしまうこともあります。

全身に影響が及ぶ抗がん剤治療とは異なり、放射線治療における脱毛は、放射線が当たった範囲に起こります。
患者さんの中には、脱毛することで、「自分自身が変わってしまうのではないか」と不安に感じる方もいらっしゃいます。
また、女性だけでなく、脱毛をがまんしてしまう男性の方も多くみられます。つらい治療の期間を上手に乗り越えるためには、“多くの場合、治療がすべて終了すればまた生えてくる”と気持ちを切り替えて生活することが大切です。
ひとりで悩まないでください。体験者の話を聞いたり、身近な医療者や相談支援センターに話したりしてみましょう。

このコンテンツは、放射線治療が体毛(髪の毛、まゆ毛、まつ毛、陰毛など)に及ぼす影響とその対応のヒントをまとめました。
「いつ」「どのような」行動を起こせば、自分のからだを守りながら、つらい治療の時期を乗り越えることができるか、イメージしていただければ幸いです。

このコンテンツは、静岡県立静岡がんセンター発行の冊子「放射線治療と脱毛(2024年3月第4版7刷発行」を基に制作したものです。

監修・制作:静岡県立静岡がんセンター

名誉総長 山口 建
放射線・陽子線治療センター長 西村 哲夫
支持療法センター長・皮膚科 清原 祥夫
皮膚科部長 吉川 周佐
がん放射線療法看護認定看護師 中村 由起子
がん放射線療法看護認定看護師 石原 純子
疾病管理センター健康教育・研修看護師長 廣瀬 弥生
疾病管理センター 阿多 詩子

協力:

美容室 こもれび フェイスカウンセラー 吉川 智美

制作

株式会社 協和企画

制作協力

株式会社アデランス

提供

大鵬薬品工業株式会社

問い合わせについて

内容に関するお問い合わせ

静岡県立静岡がんセンター疾病管理センター
電話:055(989)5222

ウェブサイトに関するお問い合わせ先

大鵬薬品工業株式会社 製品情報部
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