がんで「こまった」がんを「しりたい」

愛情一本。がんで「こまった」がんを「しりたい」
そんなわが家の“胃がん”日記

2XX2年7月24日(木)

ありがとうございました

胃がんの手術後に始めた術後化学療法が今日で終了しました。
飲み薬の抗がん剤による治療でしたので、頻繁に通院する必要はなかったものの、治療前に検査を受け、体調に気をつけながらの1年間でした。幸い、副作用の方は治療を中止するほどひどくなることはなく、パパも仕事と治療を両立しながら継続することができました。
今後は経過観察の期間となり、目安となる手術後5年まで、がんの再発がないかの検査を続けていくことになります。
さて、パパの治療も一応のひと区切りということで、このブログも今回でひと区切りとさせていただくこととしました。今まで家族の目からがん患者のパパのことをお伝えしてきましたが、最後くらいということで、以下パパからのひと言を…
「皆さんこんにちは。いままで、妻のブログを通じて私のがんを見守っていただき、ありがとうございました。おかげさまで治療の方はひとまず終了いたしました。これからも経過を見ながらの日々が続きますので、まだ油断はできませんが、今はほっとした気持ちです。一口にがんといっても、病状や治療はさまざまですから、このブログはあまり皆さんのお役にたてなかったかもしれませんが、患者さんやご家族の気持ちを少しは代弁できているんじゃないかと感じています。最後になりましたが、これまで治療や相談でサポートしていただいた皆さん、本当にありがとうございました。また、当ブログの管理人さんをはじめ、家族にも感謝です!」
では、がんを治療中の皆さんとパパの回復を願って終わりにしたいと思います。
がん治療が進歩し、がんを克服する日が1日も早くきますように。
皆さん、ありがとうございました。

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2XX2年6月26日(木)

最後の1クールです

今日はパパの手術後1年の検査の日。血液検査とCT検査を受け、明日から始まる最後の抗がん剤治療のおくすりを受け取ってきました。抗がん剤の治療が始まる前には、「また始まるのか」と少し憂鬱そうな顔をすることもあったパパ。副作用がつらい時に一人で我慢することもあったんじゃないかなと思います。
でも、今回は「さあ、これで終わりだ」と晴れ晴れとした表情。最近では仕事仲間とゴルフにも出かけたり、お酒はほとんど飲まないけど会社の飲み会にも顔を出すようになったり、1年前からは考えられないほど元気になっています。これも、病院の先生をはじめ懸命に治療をしてくださった方々、アドバイスをいただいたお友達など皆さんのおかげと感謝しています。

2XX2年6月19日(木)

私もがん検診へ

先週、市のがん検診に行ってきました。今までは通知が来てもついおっくうになってサボってしまうこともありましたが、パパががんにかかってからは、健康でいることのありがたさを痛感し、積極的に受けておこうと思った次第です。乳がんを調べる「マンモグラフィ」という検査も初体験しましたが、心配したほど痛くもなく、これならもっと早く受けておけば良かったと思いました。現在、結果待ちです。
パパの方は、抗がん剤での治療もあと1クールを残すのみ。そして、胃がん手術から丸1年が経ちました。1年たてばもう安心、と思いたいところですが、まだ当分の間は経過をみる必要があるそうです。最近のパパは、仕事も以前のようにこなし、たまに多少の残業をして帰宅することもあります。無理はしないように、と言ってますが、休職した負い目もあってつい頑張ってしまうようなので、ちょっと心配です。

この記事へのコメント

健康診断、お疲れさま。検査って、その時も疲れるけど、結果を待っている時間もいやなものだよね。少し患者さんの気持ちがわかったんじゃない? でも、ママはとっても元気だから、あんまり心配はしていません。

2XX2年 6月20日 by パパ

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2XX2年5月15日(木)

がんのことを話せる場所は?

パパは午前中に会社を半休して病院へ。8クール目を迎える抗がん剤治療のための検査を受けてきたのですが、そこで偶然にもKさん夫妻とバッタリお会いしたそうです。
以前にKさんのご主人は肝臓にがんの再発がみつかり、現在化学療法で治療を続けているとうかがっていました。あまり長くは話せなかったようですが、「再発が見つかった時のこと、いまの治療のことなどご夫妻とつい話し込んでしまった。患者同士だと、ふだん話せない悩みや情報交換など、話すことがたくさんある」とパパ。確かに、インターネットなどで知りたいことはすぐに調べられるけれど、悩みを打ち明けたりする機会はあまりないのじゃないでしょうか。病院に相談できる窓口があるのはとても助かっていますが、もっと自分のがんのことを自由に話せたり、人の話を聞けたりする場所があるといいですよね。

この記事へのコメント

ママさん、こんにちは。昨日はご主人と初めてお会いできて良かったです。予想通りの素敵な方!ママさんがうらやましい限りです。うちのダンナがずいぶん話してしまって、ご迷惑かけてしまったようです。失礼しました。ダンナは病院へは週イチ(私は時々)で通っていますので、ママさんともまたお会いできたらいいですね!

2XX2年 5月16日 by K

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2XX2年4月8日(火)

ブログも2年生

このブログも今日4月8日でちょうど2年目に入ります。
娘の入学式での不調をきっかけにパパの胃がんが見つかり、それからは検査、入院、手術、そして術後の化学療法とめまぐるしく過ぎた1年。今思い返しても、それまで自分たちとは何の接点もなかった「がん」が、パパのそして家族みんなの生活を大きく変えたことに驚かされます。
といっても、パパの治療はまだ途中。まだまだ安心できないんだという思いがいつも頭の中にあり、つい気が滅入ってしまうこともあります。病気にかかった方やご家族の気持ちって、当事者にならないとわからないことばかりですね。でも、それがわかったことはひとつの収穫かもしれません。
2年目を迎え、あらためて前向きな気持ちを大切にしようと思った今日でした。

プロフィール

ママ

わが家の大黒柱・パパが胃がんに!
身内が初めてがんにかかって、不安なことやわからないことだらけ。
このブログでは、そんな私たち一家の様子をありのままに書いていこうと思います。
私たちと同じように、がんで「こまった」、がんを「しりたい」と思っている方々に少しでも参考になることがあったらと願っています!!

※このブログは、がんを経験した患者さん・ご家族の悩みや問題を参考に創作したものです。