がん放射線治療の
概要

はじめに

放射線治療はがん治療における三本柱の一つとして長い歴史があります。日本では、がん治療というと手術や薬物療法を思い浮かべる方が多いと思いますが、放射線治療の技術の進歩やがんの早期発見、がん患者さんの高齢化などにより、放射線治療を受ける方が年々増加しています。
放射線治療は、がん病巣を手術のように切らないので、その臓器を温存できることが最大の利点です。臓器を温存できるということは、その臓器の機能を失わずに治療ができる可能性があるということです。また、完治を目指せない場合でも、がんによるつらい症状を緩和させる目的でも行われます。このように、放射線治療はがん医療の中で多くの場面で選択される治療法です。
一方で、放射線治療も体に全く負担がないわけではなく、いろいろな副作用(有害事象とも言います)も伴いますので、正しく理解することが必要です。

「がん」と診断された時から、いろいろな心配や不安が生じていると思いますが、がんの治療法は、患者さんご自身で担当医から提示される治療法を選択できる時代です。納得いく治療を受けるには、医療者とよく相談するとよいでしょう。それには、患者さんも基本となる知識を身につける必要があります。
このコンテンツががん薬物療法を受けられる患者さんやご家族の皆様に、少しでもお役に立つことを、心から祈っております。

このコンテンツは、静岡県立静岡がんセンター発行の冊子「がん放射線治療の概要(2023年8月 初版)」を基に制作したものです。

監修:静岡県立静岡がんセンター

名誉院長/疾病管理センター長 高橋満

制作:静岡県立静岡がんセンター

放射線・陽子線治療センター長 西村哲夫
放射線・陽子線治療センター放射線治療科部長 原田英幸
がん放射線治療看護認定看護師 石原純子
がん放射線治療看護認定看護師 富永都子
疾病管理センターよろず相談MSW 澵井佑美子
疾病管理センター健康教育・研修看護師長 廣瀬弥生
疾病管理センター 阿多詩子

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