がん薬物療法の
概要

副作用対策について

患者さんご自身でできる副作用対策

吐き気・おう吐

比較的多くの抗がん剤で起こりますが、長くても1週間程度でピークは過ぎます。治療中は吐き気やおう吐の程度や出現時期などに合わせた薬(制吐剤(せいとざい)と言います)を使用します。

《食事に関する工夫》

食事のイラスト
  • 食前にうがいをしてみましょう。口の中がさっぱりして不快臭も減ります。また、口の中の乾燥が軽減され、食べやすくなります
  • 食事は無理に食べなくてもよいでしょう。生活リズムでの時間にとらわれずに、食べられそうな時に食べてください
  • 食べる量を加減しましょう。分割してもよいでしょう
  • 水分はこまめにとりましょう(脱水予防)
  • においが気になる時は、少し冷ましてから食べるようにしましょう

《口腔ケア》

  • 歯磨きができない時は、うがいだけでもするようにしましょう
うがいのイラスト

《その他》

  • 楽な姿勢で過ごしましょう
  • 衣服は胸やお腹を締めつけないものを選択しましょう
  • お好みの音楽を聞いたりしてリラックスできるように、生活の工夫をしてみましょう

《こんな時は迷わず病院に連絡を!!》

スマホのイラスト
  • なんとか食事はとれても、おう吐が1日に複数回あり、その状態が3日以上続く時
  • 強い吐き気があり、食事や水分がほとんど取れない状態
  • 処方された吐き気止めを服用しても、日ましに吐き気が強くなり、おう吐する回数も増えている状態 など