抗がん剤治療と皮膚障害

主な症状別情報
主な皮膚の症状や原因について解説します

免疫治療薬による皮膚障害(白髪・白斑(皮膚色素減少症)/紅斑および丘疹/乾癬)

主な症状 《免疫治療薬による皮膚障害》

主な症状の解説 《免疫治療薬》

白髪・白斑(皮膚色素減少症)
症状 全身のどこにでも出現します。白斑の大きさや形はさまざまです。
患者さんの訴え 色が抜けちゃった、白髪が増えた など
病態・原因 免疫機能により色素を生成するメラニン細胞が攻撃を受けて、メラニンの生成が障害されると考えられています。
紅斑(こうはん)および丘疹(きゅうしん
症状 赤い湿疹を「紅斑」といいます。そしてもり上がった湿疹を「丘疹」と言います。免疫治療薬ではこの両方が同時に出現することがあり、全身のどこでも出現します。
患者さんの訴え かゆい、皮膚が赤くなった など
病態・原因 免疫治療薬による紅斑および丘疹が出現するメカニズムは現在(2021年4月)のところ不明です。
乾癬(かんせん
症状 くっきりと赤く盛り上がった斑点で、斑点の表面が白または銀色の鱗屑(りんせつ;うろこ状の皮膚の垢)を伴います。
患者さんの訴え かゆい、粉がでる、カサカサになる など病態
病態・原因 「乾癬」は角質が炎症を起こして発症すると考えられていますが(下図参照)、免疫療法による発症のメカニズムは解明できていないのが現状です。