仕事に復帰する際、勤務先に相談しておくべきことは?

がんの治療と仕事を両立させるためには、職場の上司とごく身近な同僚に対して、自分の病気についてきちんと伝え、相談した方がよいと思います。仕事に復帰してからも治療や検査のために定期的な通院が必要だったり、場合によっては入退院を繰り返すこともあるでしょう。そのような際に、自分の状態をよく理解しておいてもらうことは、仕事上でのサポートを受けるための大切な環境づくりといえます。
また、それまでやってきた仕事を同じようにはこなしていくことが難しくなった時には、負担を軽減してもらえないか、上司に相談してみることも必要です。
その場合には、上司の側から提示できる範囲で案を出してもらうことも一つの方法ですが、「抗がん剤治療があと半年続くので、その間外回りの営業を外してもらうことはできないでしょうか」など、おおよその見通しや軽減してもらいたい作業を具体的に伝えた上で、あなたと上司が折り合うことのできる地点を探していく、という方法をとれるとよいでしょう。

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