「がん保険」は、どんながんでも対象になるの?
一口に「がん保険」といっても、さまざまなタイプのものがあり、すべての「がん保険」が、あらゆる「がん」を給付金の支払対象としているわけではありません。それぞれの「がん保険」の支払対象となるがんは、保険の約款に詳しく記載されています。
保険によって扱いが異なったり、疑問に思われやすいものについては以下の通りです。
- 「上皮内がん」の場合
がんには「悪性新生物」と「上皮内新生物(上皮内がん)」があります。「上皮内がん」とは初期段階のがんのことで、がんが粘膜の一番上の上皮内にとどまっていて、粘膜の一番下を構成している基底膜がまだ破壊されていない状態をいいます。上皮内がんの取り扱いは会社によって違いがあり、
- 1. 診断給付金が支払われないタイプ
- 2. 診断給付金が1/10となるタイプ
- 3. 診断給付金が満額支払われるタイプ
- 「白血病」の場合 「がん保険」の支払対象となります。
- 「子宮筋腫」の場合 子宮筋腫は子宮の平滑筋と呼ばれる筋肉にできる良性腫瘍であり、「がん保険」の保障対象となっている「悪性新生物」には含まれませんので、支払対象とはなりません。
協力:東京海上日動あんしん生命保険株式会社