住宅ローンの支払いが続けられそうにありません。
がんにかかったら、住宅ローンが免除される場合もありますか？

まず借入先の金融機関に相談してみましょう。
住宅金融公庫や銀行など金融機関などからの借り入れであれば、多くの場合、「団体信用生命保険」に加入しています。
この保険は重度の障害や死亡の際に保険金と住宅ローンが相殺されるもので、がんにかかった場合に住宅ローンが免除される保険ではありませんが、中には「がん保障特約付団体信用生命保険」といってがんにかかった場合に住宅ローン返済が免除されるものもあります。

「終身保険」、「養老保険」「年金保険」など、解約した場合に解約返戻金が支払われる保険には「契約者貸付」という制度を利用できる場合があります。これは、解約返戻金の一定割合を保険会社から借りることができる制度で、保険を解約しなくても資金を調達することが出来ます。
（「がん保険」については、一般的に解約返戻金が無いか、あってもごく少額であるため、契約者貸付制度の対象外であることがほとんどです。）

またケガや病気で長期間入院した場合などに、ローン返済を保障する「ローン返済支援保険」というものや、生活費などにあてる所得を保障する「長期所得補償保険」というものもあります。
これから住宅ローンを検討される場合は、参考になるかもしれません。

協力：東京海上日動あんしん生命保険株式会社