抗がん剤を服用しているので、いつ起きる分からない吐き気やおう吐が心配です。

吐き気やおう吐には個人差がありますので、症状が起きないように自分ができることを整理し、自分のペースで生活のリズムを作り出していくことが大切です。
吐き気には、抗がん剤を投与してから24時間以内に起こる急性おう吐、24時間以降に出現してくる遅発性おう吐、以前の記憶や経験によって生じる予測性おう吐の3つの種類があります。
自分の場合は、どういうパターンで吐き気やおう吐が出現するのか、どういうときに、吐き気が強くなるのか、食べやすい食事は何かなどを整理してみましょう。食事についても、食べやすかったもの、食べると吐き気を催したものなど、毎日の食事内容と吐き気との関連を同じメモに残しておきましょう。
たとえば、食事の時間になるとむかむかしてくる、ごはんのにおいでむかむかする、香水などのにおいで吐き気が出てくるなど、どういう状況で、吐き気が出たり強くなるのかを整理することで、そのきっかけをつくらないように工夫できることもあるでしょう。また、自分なりの食べやすい食事を整理すれば、食事面での工夫ができるかもしれません。

本サイトの吐き気・おう吐解説ページもご参照ください。

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