胃がんの精密検査はどんな検査ですか?
内視鏡検査(胃カメラ)と胃X線検査の2種類の検査があり、がんの可能性やがんが疑われる部位などによって選択されます。それぞれの検査は次のような内容です。
- 胃内視鏡検査(胃カメラ)
胃の精密検査の代表的な方法であり、内視鏡を口または鼻から挿入して胃の中を直接観察する検査です。
胃の中の小さな病変を見つけることができ、そのまま内視鏡を使って胃壁粘膜の一部を採取する「生検(せいけん)」を行うことがあります。
生検によって採取された粘膜は顕微鏡で観察し、がん細胞があるかどうかを診断(病理診断)します。 - 胃X線検査(バリウム検査)
バリウム(造影剤)と発泡剤(胃をふくらませる薬)を飲み、胃の粘膜を観察する検査です。
一般の胃がん検診で実施される検査ですが、精密検査では病変が疑われた部位を詳しく撮影します。