放射線治療と口腔粘膜炎
・口腔乾燥

その他の合併症について
簡潔にお伝えします

唾液(だえき)は口の中を潤す作用のほかに、口腔内を弱アルカリ性に保ったり、初期のむし歯を修復するといった「歯を守る」作用や、口の中の汚れを洗い流す(浄化する)作用などがあります。放射線治療の影響で唾液の分泌量が少なくなるため、これらの唾液の作用の低下により起こる口腔内トラブルを知っておくことも大切です。ここでは、「カンジダ性口内炎」と「放射線性う蝕(しょく)」、「味覚障害」について、簡単に説明します。

このコンテンツでは、放射線で起こるものを「粘膜炎」、細菌やウイルスで起こるものを「口内炎」と呼んで区別しています。