抗がん剤治療と末梢神経障害

薬剤別の末梢神経障害の症状について 薬ごとに解説します

ボルテゾミブ

ボルテゾミブ(ベルケイド)
症状 手足のしびれ、痛み、感覚が鈍い、起立性低血圧、便秘 など
患者さんの訴え 指先や足先がしびれる、足に力が入らない など
病態など 末梢神経障害の発症機序は十分に解明されてはいませんが、軸索(じくさく)障害による感覚障害が主で、痛みを伴うこともあります。症状は手袋、靴下を着用する部分を中心に、しびれ感や痛みで出現します。総投与量が30mg/m2(体表面積)を超えると約50%の患者さんに症状が出現するとされ、薬剤を中止しても改善しにくいため、症状出現時から減量し、日常生活に支障がでるようであれば休薬を検討します。また、サリドマイドの服用歴があると発症しやすいとされています。