抗がん剤治療と末梢神経障害

薬剤別の末梢神経障害の症状について 薬ごとに解説します

ビンクリスチン/ビノレルビン/ビンブラスチン/ビンデシン

ビンクリスチン(オンコビン)ビノレルビン(ナベルビン、ロゼウス)
ビンブラスチン(エクザール)ビンデシン(フィルデシン)
症状 指先の感覚が鈍い、ピリピリした感じ、つま先が垂れる、歩きにくい、便秘、尿閉 など
患者さんの訴え 指先にピリピリした感じがする、手の感覚が鈍い、足に力が入らない など
病態など 微小管(びしょうかん)の障害が原因で、手指の異常感覚が生じるので、ボタンかけなどの細かい動作が困難になります。進行すると筋力低下などが起こり、歩きにくくなり転倒に注意せねばなりません。また、便秘や排尿困難が起こることもあります。障害が高度である場合、薬を中止しても症状改善には数か月を要することがあります。
ビンクリスチン(オンコビン)では、18-24週間の総投与量が12mg/m2(体表面積)を超えないようにすることで症状の増強を予防できると言われています。