がんについての情報はどのように得たらいいですか?

現在では、がんの情報は本や雑誌、インターネットなどにたくさん出ており、簡単にたくさんの情報に接することができます。
しかし、それらの膨大な情報を前にして、正確で、自分にとって本当に適したものを判断することはとても難しく、不安や焦りの原因にもなってしまいます。
そんな時には、まず、診察を受けている医師の話をじっくりと聞いて、わからないことについて質問することから始めるようにしましょう。
あなたの担当医は、あなたの体や病気の特徴を踏まえた上で、適切な情報と助言を提供することができます。
担当医からしっかりとした情報提供を受けておくことが、本やインターネットなどの、他の情報源を適切に利用するための前提になります。
“お医者さんは忙しそうで聞きにくい”と感じても、遠慮しないで、あなたの方から積極的にたずねてみましょう。
病気の治療に関する情報を提供し、患者さんの質問に答えることは、医師の大切な職務の一つです。

また、全国351か所のがん診療連携拠点病院には、必ず『相談支援センター』が設置されることになっています。
この相談窓口では、病気に関する一般的な情報提供を含めて、がんの療養生活全般にかかわる情報提供や相談対応を行っています。
相談は窓口に直接行く方法のほか、電話でも受け付けています。
がん診療連携拠点病院の『相談支援センター』は、その病院の患者さんだけでなく、地域全体の患者さん、ご家族の支援も担っています。 もしおかかりの病院に相談窓口がない時には、お近くの『相談支援センター』に、電話で相談してみるのもよいでしょう。

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