抗がん剤治療が終われば食欲不振や吐き気などはなくなりますか?

抗がん剤による副作用(有害事象)の多くは、治療の終了とともに改善するものです。吐き気やおう吐、食欲不振、下痢、便秘などは回復してくる時期を実感できると思います。一方、手足のしびれなどの末梢神経障害は抗がん剤治療が終了しても時間がかかることがあります。また、だるさは治療そのものの影響以外に、吐き気や食欲不振などの消化器症状で栄養が十分にとれなかったり、副作用で不眠がちになったりなど様々な事柄が影響しますし、こころの状態によっても感じ方が異なります。
医師や看護師は、患者さんのつらさをできるだけやわらげるための対処を行ったり、やわらげる方法を患者さんにお伝えすると思います。副作用で心配なことがあれば、担当医や看護師に相談してみましょう。

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