がん検診ではがんが見落とされることがありますか?

がん検診は、症状がない状態で、がんにかかっていないかを検査で調べ、病気を早期に発見し治療することで、がんによる死亡を減らすことが目的で行われます。
しかし、どのように優れた検査でも、がんを100%見つけられるわけではありません。
その理由は、がんが発生してから一定の大きさになるまで検査で発見することが難しい上、見つけにくい形であったり、見つけにくい場所にできたりするためです。

胃がん検診の胃X線検査(バリウム検査)で、がんがある人を正しく診断できる精度は、70~80%といわれています。
ある程度の見落としは、どのような検診であっても起こりうるものです。
ですから、毎年検診を受けて異常なしといわれても、気になる症状がある場合は医療機関を受診することが大切です。

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