家族だけが検査結果を聞くこともできますか?

最近は、診断結果、病気や治療について、患者さん本人に話をすることが多くなりました。
ご家族の立場としては、患者さんが直接説明を聞くことで患者さんの気持ちが乱れ、症状や治療の苦痛に加えて、衝撃を受け不安と闘う日々を想像されるかもしれません。

けれども患者さん自身に説明する目的は、当然ながらショックや動揺を与えるためではなく、患者さんがご自分の状態を知り、ご自分で納得して治療を選び、行っていくことを促すためです。
治療を続けていくには、患者さんが理解し、治療に参加できる、言い換えれば、患者さんと家族、医療者が共通の目標をもつことが大切だと思います。

医師から、診断結果、病気や治療についての説明があるときには、できるだけご家族も同席しましょう。
ご家族がそばにいることは患者さんのこころの支えになりますし、患者さんとご家族が同じ情報を共有していくことは大切です。

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