がんで「こまった」がんを「しりたい」

愛情一本。がんで「こまった」がんを「しりたい」
そんなわが家の“胃がん”日記

2XX1年 6月23日(日)

食事再開です

今日は学校もお休みなので、子どもたちと一緒に3人で病院へ。
娘も息子も手術後に1回ずつ来てたけど、家族全員が揃ったのは久しぶり。
ちょうどお部屋に行ったら、パパのテーブルにお膳があってびっくり。
先生から食事の許可が出たって看護師さんが伝えにきてくれたみたい。
私も子どもたちも「パパ良かったね」と喜んだけど、お膳をみると、お椀に少し残っているのは白い液体。「パパ、これ何?」と娘も息子も唖然とした表情。「重湯っていうんだよ、ご飯つぶのないお粥だね」とパパ。「おいしいの?」と聞かれて、パパはちょっと微妙な表情。これを先生の指示に従い、時間をかけて、飲み込みます。「あー、うまい」とパパ。「えっ、おいしいの?」と聞く息子に「ウソ、すごくマズイ」。
実際のところ、味付けをしていない重湯は食べ物というより栄養のための薬といった感じ。でも、これもリハビリと思えばガマンしてもらわなくちゃ。
それから、ちょっと大人数になっちゃったので、他の患者さんに迷惑にならないように、デイルームに移動。パパの体にとっても動くのはよいことらしいし!子どもたちも久しぶりにパパと話せてうれしそう。
パパが「近所のファミレスでも行ってくれば」というので、3人でお昼ごはんへ。こころの中で(パパ、悪いね)と思いながら、息子と私はハンバーグ、娘はトマトスパゲティ。食べられることって、ありがたいなって、これまで考えたことのないことを感じました。

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プロフィール

ママ

わが家の大黒柱・パパが胃がんに!
身内が初めてがんにかかって、不安なことやわからないことだらけ。
このブログでは、そんな私たち一家の様子をありのままに書いていこうと思います。
私たちと同じように、がんで「こまった」、がんを「しりたい」と思っている方々に少しでも参考になることがあったらと願っています!!

※このブログは、がんを経験した患者さん・ご家族の悩みや問題を参考に創作したものです。