抗がん剤
・放射線治療と
脱毛ケア

まず、脱毛について知っておきましょう

脱毛が始まってからのケア

ヘアケア

洗い方

頭皮は清潔に

毛が抜けることを気にして、洗髪をためらうことがあるかもしれませんが、不潔な状態でいると毛穴がつまったり、皮膚炎が起こったりすることもあります。
頭皮は清潔にしておくことが大切です。

  • シャンプーは刺激の少ない弱酸性のものを選びましょう。
  • 爪をたてずに指の腹でやさしくゆっくり洗いましょう。
  • シャンプーが地肌に残らないように、よく洗い流しましょう。
  • お湯はぬるま湯にしましょう。
  • リンスやトリートメントは、毛先に少量つけるようにしましょう。

乾かし方

やさしく

洗髪後はタオルでゴシゴシこするのではなく、水分を吸収させる感じで抑えるようにやさしくタオルをあてましょう。
ドライヤーの使用はできるだけ控え、使用する時は低温・弱風または冷風にしましょう。

とかし方

やさしく、ゆっくりと

ブラッシングは、頭皮を刺激しないようにやさしくゆっくり行いましょう。ブラシは目が粗く(ピンの数が少ないもの)、ピンが柔らかく、先が丸くなっていると、髪への抵抗がより少なくて良いでしょう。中にはピンの台がクッションになっているタイプもあります。

皮膚の炎症症状

放射線治療により、皮膚に炎症症状(赤み、腫れなど)がある場合は、ブラシを使って髪をとかすのはやめましょう(放射線が当たっていないところはブラシでとかしても大丈夫です)。

放射線治療にともなうスキンケア(胸毛や陰毛など体の部分)について

放射線治療を行った部分には、体毛の脱毛のほか、日焼けのような皮膚の炎症が起こっている場合があります。炎症が起こっている部分の皮膚は石けんが残ったり、皮膚をゴシゴシこするような洗い方はやめ、お湯をかけながら指でやさしくなでるように洗いましょう。また、クリームなどの使用については主治医と相談してください。

自宅での工夫

家の中にいる時でもスカーフやバンダナ、フィットキャップをかぶっていると、髪の毛が床に落ちにくくなります。また、就寝時にも睡眠を妨げないようなフィットキャップやナイトキャップをかぶると、髪の毛が寝具につきにくくなり良いでしょう。

フィットキャップ・ナイトキャップ

やわらかい素材でできていて、室内でも利用できます。また、枕にあたるところの縫い目をなくしたり、汗の吸収や伸縮性に優れるなどの工夫がされています。

衣類や寝具などについた抜け毛は、粘着テープやコロコロクリーナーなどを使うと簡単にとることができます。

外出時の工夫

外出時にかつらや帽子などをかぶると、外見的なカバーだけでなく、寒さによる刺激や紫外線などから頭皮を保護することになります。
まつ毛が抜けている場合は、目にほこりなどが入るのを防ぐために、サングラスやメガネをかけるのも1 つの方法です。
鼻毛が抜けている場合は、マスクをして乾燥やほこりを防ぎましょう。

まつ毛による眼の痛みを感じたら

まつ毛が途中で切れてしまい、チクチクするような痛みを感じた場合、そのままにしておくと結膜炎などを起こす可能性があります。
痛みが続くようであれば、眼科を受診しましょう。