抗がん剤
・放射線治療と
脱毛ケア

まず、脱毛について知っておきましょう

なぜ脱毛するのでしょう

毛の成長と脱毛

体毛は、「成長」→「成長停止」→「脱毛」を繰り返しています。自然に毛が抜けるのは、この周期が繰り返されているためです。この周期を「毛周期」といいます。

なぜ脱毛するの?

体毛は、根っこにある毛母細胞(毛を作るもとになる細胞)の分裂によって成長します。毛母細胞は、身体の細胞の中でも細胞分裂が活発に行われているところです。この毛母細胞が抗がん剤治療や放射線治療の影響を受けると、脱毛が起こります。

抗がん剤治療

抗がん剤は、分裂が活発な細胞に強く影響します。毛母細胞は、細胞分裂が非常に活発なため、抗がん剤の影響を受けやすく、その結果脱毛が起こります。
また、「毛周期」は、髪の毛、まゆ毛、陰毛など身体の部位により異なります。髪の毛は、その80 ~ 90%が細胞分裂の活発な成長期にあり、体毛の中で最も影響を受けやすくなります。

放射線治療

細胞は分裂を繰り返すことで成長します。放射線は、細胞が分裂できないように、細胞の遺伝子(DNA)を切断します。分裂ができなければ、細胞は生まれかわることができなくなります。正常細胞もこの影響を受けますが、正常細胞はがん細胞に比べて修復する力が強いので、この差を利用して治療しています。
身体の外から放射線を照射する場合には、放射線は皮膚を通過します。この時に正常細胞である毛母細胞も影響を受けるので、多くの場合に脱毛が起こります。ただし、正常細胞はやがて修復するため、毛は再び生えてきます。