抗がん剤
・放射線治療と
脱毛ケア

まず、脱毛について知っておきましょう

がん治療による脱毛とその影響

抗がん剤・放射線治療を受けると、毛が抜けてしまうことがありますが、それぞれに特徴がありますので、以下に示します。

「抗がん剤治療」による脱毛

  • 抗がん剤の種類や使用量などによっては、全身の体毛(髪、まゆ毛、まつ毛、陰毛など)に影響することがあります。
  • 脱毛の程度は、抗がん剤の種類や使用量、薬の組み合わせ、患者さんの身体の状態などにより異なります。
  • 脱毛は一時的なもので、治療の終了後6か月くらい(早い人では2~4か月くらい)経過すると再び生えてきます。

→「抗がん剤治療」と脱毛をご参照ください。

「放射線治療」による脱毛

  • 放射線が当たる範囲に起こります(例えば、胸に放射線を当てた場合、胸毛は抜けますが、髪の毛は抜けません)。
  • 身体を通り抜ける種類の放射線では、照射した部分の反対側の部分にも影響がでることもあります。
  • 脱毛の程度は、放射線の強さ、当てる方向、当たる範囲、患者さんの身体の状態などにより異なります。
  • ごく稀に永久脱毛になる場合がありますが、多くの場合は治療の終了後3~6か月くらい経過すると、再び生えてきます。

→「放射線治療」と脱毛をご参照ください。

残念ながら現在のところ、がん治療による脱毛を防ぐ有効な方法はまだ確立されていません。
治療前に予想される脱毛の程度を確認し、自分にできる準備をすることで、不安をやわらげる助けになります。

脱毛が及ぼす影響

こころ

外見のイメージが変わるショックに男女の別はありません。
また、がん治療による脱毛は広く知られていることから、外見が変化したことで、他人にがんであることを悟られるという不安もあります。

髪の毛

外傷を受けやすくなります。
紫外線や寒さの刺激を受けやすくなります。

まゆ毛

汗が直接、目に入りやすくなります。

まつ毛

目にゴミやほこりが入りやすくなります。
途中で切れて、チクチクとした痛みが生じることがあります。

鼻毛

鼻からほこりが入りやすくなります。
乾燥しやすくなります。

※脱毛の程度には個人差があります。