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自分に合う脱毛ケアをみつけましょう

かつらの選び方

かつらの購入方法について

一般的にかつらは専門メーカーやファッション雑貨店、通信販売などで購入することができます。購入する際、直接質感を確かめたり、試着することが大切です。例えば洋服を購入する時に、見た目で気に入っても、試着をすると「似合わなかった」、「サイズが合わなかった」という経験があることと思います。同様に、かつらも見た目と試着をするのとでは、イメージが異なる場合があります。また、サイズが表示されていても、人の頭の形は様々ですので、部分的にサイズが合わないこともあります。

かつらを購入する場合は、できる限り試着をして購入するようにして下さい。

①かつらの特徴を知る

かつらの種類

かつらには「医療用」と「おしゃれ用」とがあります。見た目は同じようなのに、「何が違うの?」と疑問に思われることでしょう。簡単にお伝えします。

医療用

  • 頭皮に直接当たることを前提に製作されています。
  • 裏側の素材が頭皮にやさしく、通気性が良いなど、頭皮に負担が少ないように考慮されています。
  • おしゃれのバリエーションを得ようとすると、コスト高になる場合があります。

おしゃれ用

  • 髪の毛があることを前提に製作されています。
  • かつらの髪の毛の量が少なかったり、もみ上げや襟足の所が短いとか、頭皮全体をカバーできないこともあります。
  • かつらの裏側の素材が「医療用」ほどは、考慮されていないことがあります。
  • おしゃれのバリエーションを気軽に楽しめます。

かつらの作り方の違いと特徴

かつらには既製品、セミオーダー品、フルオーダー品があります。値段や品質、手元に届く時間などに違いがあります。まず、それぞれの特徴を知りましょう。
(詳しくは、各販売店でご確認ください。)

既製品

  • スタイルがある程度決まっているので、自分に合うスタイルを選びます。
  • サイズの調整ができるものとできないものがあります。
  • 比較的安価なものからあります。
  • 購入した日から使うことができます。

セミオーダー品

  • スタイルや毛質など、いくつかの選択肢の中から選ぶことができます。
  • メーカーによってシステムや納期が違うので、前もって確認が必要です。
  • フルオーダー品に比べると安価で、フルオーダーに近い満足感が得られます。

フルオーダー品

  • スタイルや色、毛質などを自由に選べ、希望通りのヘアスタイルを目指すことができます。
  • 自分の頭の型をとって合わせるので、フィット感があります。
  • 価格は高めです。
  • 手元に届くまでおよそ1~3ヵ月かかるので、作る時期を考慮しましょう。

毛髪の違いと特徴

かつらの毛質には人工毛(合成繊維)、混合毛、人毛があります。それぞれの特徴を把握して選びましょう。

人工毛(合成繊維)

  • アクリル系またはポリエステル、ポリアミドなどで作られていて、人毛よりも軽くできています。
  • 熱や摩擦に弱いので、後からパーマやカラーの変更はできません。
  • てかり感があります。

混合毛

  • 人毛と人工毛(合成繊維)をミックスして作られており、形はくずれにくいのですが、後からパーマやカラーの変更はできません。
  • 人毛部分が色あせすることがあります。

人毛

  • 特殊加工した人の毛髪です。ドライヤーでセットしたり、パーマやカラーを変更することもできます。
  • 自然な質感を楽しめますが、色あせや枝毛などのダメージを受けることがあります。ただし、色あせにはカラーを施せば大丈夫です。
人工毛(合成繊維) 人毛
○ 軽い ○ 自然な質感
△ 熱や摩擦に弱い ○ 後からパーマやカラーの変更ができる
△ 後からパーマやカラーの変更はできない △ 色あせや枝毛になる

価格

かつらの価格は作り方や毛質などによって異なります。数千円のものから数十万円のものまでさまざまです。
自分にとってどのようなものが良いか、よく検討しましょう。

◎かつらは医療費控除の対象ではありません(2016年4月 現在)。

専門メーカーのかつらと量販店のかつら

かつらはそのまま使うこともできますが、自分に似合うようにカット(スタイリング)して使うことが一般的です。

専門メーカー

安価とされる既製品でも万単位の費用がかかります。
価格はメーカーによって異なります。
カット(スタイリング)料金が含まれています。

量販店など

数千円から購入できます。
カット(スタイリング)料金は別途必要になります。

サイズの調整

頭の大きさは、髪の毛がある時とない時では1 ~ 2cm ほど変わります。毛の量が変化すると、頭の大きさも変わっていくので、購入するときはこの点を考慮しなければなりません。
サイズが調整できるかつらを準備すると安心です。

使う時期

治療時期により、かつらをつけると蒸れることもあります。特に暑い夏場は裏側のネットが通気性の良いものを選んだり、つけ毛をつけた帽子をかぶったりすると良いでしょう。

分け目

分け目がネットの場合、座った状態などで上から見られるとネットが透けてかつらだと分かってしまうことがあります。また、上からの視線が気になるという方もたくさんいらっしゃいます。
地肌のように見える人工皮膚のものもありますので、販売店で確認してください。

ネット
人工皮膚

別売りのネット類の活用

かつらの下にかぶるネットの種類には、フィット感を良くするもの、汗の吸収を良くするもの、かつらの分け目部分を隠すものなどがあります。
かつらのつけ心地を良くするためにも、必要に応じてネット類を上手に活用しましょう(ネット類の種類は販売店によって異なりますので、用途については販売店で確認して下さい)。
なお、ネットを着用していると、かつらがずれた時に気づかないことがありますので、注意しましょう。また、厚手の素材になると、暑いだけでなく、シルエットにも影響がありますので、注意しましょう。

例)分け目部分を隠すネット
ネット着用前ネット着用後

裏の構造

かつらの裏の構造によっては、かぶっているとかゆみを感じたり、チクチクしたりします。裏の構造についても確認しましょう。

人工皮膚と留め具つき。
目が細かくて柔らかい。

人工皮膚つき。
目が細かくて柔らかい。

人工皮膚はついていない。
目が細かくて柔らかい。

目が粗くて硬い。
間から毛が入り込み刺激になることもある。

アジャスターが付いているものもある。

部分かつらの利用

部分的な脱毛の場合は、部分かつらを利用するのも良いでしょう。
品質や機能、メーカーによって、価格やつけ方などが異なります。販売店で確認しましょう。
一般的な部分かつらのつけ方は、周りの毛に留める方法と、両面テープ(専用)タイプのものがありますが、両面テープタイプは、皮膚の炎症が治まるまでは使わないようにしましょう。

部分かつら
部分かつらの裏